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ハングル「国語のローマ字表記法」の特徴

韓国では以前からさまざまな転写方式が試みられていましが、この表記法に改められる直前は1987年からマッキューン=ライシャワー式に近い表記法が用いられてきました。

この表記法はアルファベットに加え、記号(アポストロフィー等)を用いるため、外国人の学習者・旅行者が戸惑うことが多く、また印刷が煩雑でした。そのため、正確な運用がされず1987年以前に用いられていた表記法と混用されていました。このため1987年以前に用いられていた方式を基に定められたのがこの表記法です。

以前の方式と比べ、単純化されたのが大きな特徴です。また、地名にも徹底して適用することによって「統一」への強い意気込みを示しています。第二都市である釜山の表記を"Pusan"から"Busan"へ改めたのはその象徴でしょう。

この公示が出される以前に定着していた商標までは改められず、SamsungやHyundaiといったこの表記法を逸脱した運用は解消される見込みはありません。また、人名までは徹底されず同じ名前であっても個々人で表記が異なるという問題は解消されていません。

しかし、単純化の副作用として、無気音をG, B, Jのような有声音字で表記されてしまうことや、本来、朝鮮語話者は区別しないが、shi(X-SAMPA:/Si/)と発音される"시"がsiと表記されてしまうことによって外国人が戸惑うといった問題点があります。

また、中国語のローマ字表記法においても、ピンイン表記は欧米人に理解できないという批判が長く続きましたが、現在では英語でもピンイン表記が採用されています。

このような問題は、別言語を転写する場合には必ず起こりうることであって、韓国語のローマ字表記が完全に定着するためにはさらに時日が必要だろうと思われます。